ICL✱手術当日のこと④
よつば@ソーシャルワーカーです。
ICLが終わった夜は、クリニック近くのビジネスホテルに泊まりました。さっと食事だけ済ませ、あとはずっと部屋にこもることに。
痛みはほとんどありません。痛みというより、違和感という方が近いかもしれません。痛み止めを処方されましたが、飲むほどではありませんでした。ただ、靄のかかったような視界と、手元の見えにくさが苦痛で、不安も強く・・・明け方4時頃まで眠れず。
その後少し眠り、7時頃目覚めると・・・。
色々なクリニックHPで紹介されている通り、くっきりはっきり見えています!
昨夜の靄は全く無くなっており、遠くがきれいに見える。何度も窓の外を見て、視力を確認しました。ただ手元は見えず、あらかじめ購入しておいた老眼鏡が役に立ちました。
目薬は5分おきに3種類。それを朝・昼・夕・夜の4回。朝の点眼を行い、保護メガネをかけて翌日検診へ。クリニック前には保護メガネをかけた人が10人くらいいて「同志・・・」と話しかけそうになりました。こんなにたくさん保護メガネさんが集まっているのが不思議な感じです。
検診の結果は良好。感染症も今のところなく、痛みも無し。眼圧も正常。
ただ一つ気になったのが、視力の出方。左右とも1.5(2.0も目を細めると見える)だったので、「もしかして過矯正になったのでは?」と不安になりました。スタッフの説明では「調整がうまく行かないので、まだ目標視力に落ち着く時期ではありません。1~2週間くらいは様子を見てもらうと、慣れてくると思いますよ」とのこと。
そして手元は30センチくらい離して見えるくらい。これも時間の経過でどう変わるか・・・。
ちなみに目の痛みは全くありませんでした。違和感も翌日には無くなっており、外を歩くことへの怖さもありません。ただ、レンズの影響か、日差しがものすごくまぶしくて、目に刺さるように感じました。あと、光の環はたくさん見えます。
この画像見たいな輪は、明るいところでは瞬きするたびに見えます。縁が虹みたいに色があって、きれいですけどね。意識的に瞬きをして、光の環を見てました。「おお~これがICLをした証拠か!」と感慨深い。
あと手元がしっかり見えないので、電車の中ではずっと外を見ていました。今まではスマホを触っていたので、何だか新鮮です。社窓の遠くの景色や看板の文字がはっきり見えるので、飽きなかったです。
ICL✱手術当日のこと③
よつば@ソーシャルワーカーです。
手術を終えて、すぐに視界良好な訳ではありません。ぼんやり霧がかかったような見え方です。コンタクトが汚れている感じで、少し違和感がありました。
ただ、遠くは今までと比較にならないくらい、はっきり見えています。
手術室を出る時に付き添ってくれたスタッフが「明日にはもっと見えますよー」と。待合室に移動したら、保護メガネを渡され、着用です。選ばれし者のアイテム!のようなウキウキした気持ちになるかと思いましたが、なりませんでした。
術後で見えにくい上に、見えにくい保護メガネ。
手術後はゆっくり休めるのかと思ったら、クリニックによって異なるようです。私は30分ほど待って眼圧と視力、眼科医の検診を受けたら「お疲れ様でしたー」と言われました。
目薬を3種類、1ヶ月分受け取り、手術代の領収書を受け取り…「見送りますー」とまで言われたら、もう出るしかなく。
この見え方で外を歩くのか…正直怖かったです。
いい画像が見つからなかったのですが、目に油膜が張った感じというのでしょうか・・・遠くは良く見えるけど靄がかかっている。手元はほぼ見えずで、一生このままだったらどうしよう・・・そんな不安でいっぱいの術後の夜でした。
こんな感じで歩いていた気がします。
ネットで体験談読むと「見える!ひゃっほー!」みたいなことを書いている方が多かったのですが、私はそんな感じにはならず。やはり老眼の影響もあったのでしょうか。
(続く)
ICL*手術当日のこと②
影が見えた。よつば@ソーシャルワーカーです。
中待合にいる間、何人かの人が手術を終えて出てきました。スタッフに手を引かれて、静か~に出てくるのです。もっと「わ~すごく見える!」とか歓喜の声が聞こえてくるのかと思っていたので、拍子抜けでした。
そして自分の番に。
移動する前に、眼球の動かし方レッスンがありました。手術時に先生が「右に動かして」「下見て」など指示をするので、その確認です。
いよいよデコの名前を呼ばれ、スタッフが両手を引いて案内してくれます。裸眼ではありますが、まだ視界は保てているので大丈夫なのですが、ずいぶん親切だなぁと感じました。
この流れで移動します。前室から手術室に入る時、手を引いてくれているスタッフが、中に向かって大声で「よつばさん入ります!点眼OKです!」と叫び、中で待機している医師や看護師さんもまた大声で「はい、お待たせいたしました!」と応じます。威勢のいいクリニックです。
椅子に座り、麻酔を点眼。
その後手術用の椅子に移動します。執刀医の自己紹介と手術の流れについて説明があり、患者名とレンズ度数が合っているかを最終確認。手術は右目からで、消毒用の液体をばしゃばしゃかけられ、麻酔が効いてきたこともあり、視界がぼやけてきます。眼球が動かないよう、専用シートをかけられましたが、どんなものかはもう見えていません。
動作のたびに、執刀医から説明がありました。
「今から右目を3㎜程切開します」
「器具を当てました」
「切りました」
「今からレンズを入れます」
「広がっています」
「順調です」
意識はあるので、執刀医の実況中継を聴きながらぼんやり上を見たまま。その時の視界はこんな感じです。手術用のライトがこんな風に見えました。
手術自体は「えっもう終わり?!」というくらい早く、両目で5分もかかっていないと思います。最初に右を切開した際、赤い線が3本、視界に走りました。ああ、今切ったんだなぁと。痛みはありませんし、一瞬のことでしたが。
こんな感じで、赤い線が3本。目の裏に見えるというのでしょうか。最初に切った右目だけに見え、左目には見えませんでした。
あと、ICLがじわじわ広がっていく時は、水中で目を開いているような感覚でした。いい画像が見つかりませんでしたが、これが近いかなー。こんなに青くはなく、もっと透明に近かったです。
(続く)
✱術後、釣りに行きました。魚影がはっきり見えることに感動です。前は海を覗き込むとメガネが落ちそうで怖かったのですが。影が見えるからといって、釣果が上がった訳ではありませんが。
ICL*手術当日のこと①
激減した。よつば@ソーシャルワーカーです。
手術の待合で書いたメモを記事にしたものが、こちら。
手術当日は、快晴でした。
景気づけに何かお高いものを食べようかと思いつつ、決めかねて適当なカフェに入ってしまったことで、ちょっと気持ちが下降。至近距離での手術になるので、歯磨きをしてからクリニックに向かいました。
受付では「事前に渡した点眼薬はちゃんと使用されましたか?」と口頭で確認。「はい」と答えたものの、検査がないので分かんないだろうな~と思いました。私はちゃんと点眼していましたが、一日4回(2種類)+抗菌塗薬を使用しなければならず、結構面倒なので。
待合の椅子に座り、スタッフが点眼をしてくれます。
2種類点眼と、セルシン(精神安定剤)とロキソニン(鎮痛剤)を1錠ずつ服用。
15分後に、またスタッフが来て瞳孔を開く点眼薬と抗菌薬 計3種の点眼をします。
瞳孔が開くと、ライトの光線が刺さるような感じ。そんなに明るいライトではなかったので、下記画像のスターバーストが一番近い見え方でした。
そこからまた15分くらい待ち、手術室の中待合に移動。スタッフが案内してくれます。使い捨てのエプロンと帽子をかぶり、荷物はすべてロッカーへ。靴もスリッパへ履き替え。
リクライニングソファーに座り、さらに点眼。10分後にもう一度点眼。静かなBGMが流れていたので、リラックスして待つことが出来ました。通りかかるスタッフも「気分大丈夫ですか?」「お待たせしています」など声をかけてくれるので、すごく安心感がありました。
そして、サージカルテープを持ったスタッフが現れて・・・。
帽子の周りをおでこに沿って、ぐるっとテープで固定されました。さらにおでこ部分にネームシールを。
カタカナでフルネーム。貼る前に間違いないか確認を求められます。そして、シール貼付後は、この名前で呼ばれます。待合に3人ほどいたのですが、みんなデコに名前貼ってて、ちょっとふふってなりました。
(続く)
✱老眼鏡なしでは本やスマホが見えにくくなり、布団の中でスマホを触る時間が驚くほど減に。スクリーンタイムのスクショを取れば良かった…目に良くない習慣がひとつ減りました。
ICLと老眼*目標視力の話
サイズは特大。よつば@ソーシャルワーカーです。
ICLを受ける際に、目標視力をどこに設定するかは、カウンセリングや事前のシミュレーションでしっかり考えたいところ。
視力が悪い人にとって「1.5」や「2.0」は結構負担だと思うからです。若い方はピント調整力があり慣れるのも早いのですが、見えない生活を長く続けた「老眼世代」には、突然の変化に戸惑いがあるし、私は慣れるまで少し時間がかかりました。
現代の生活は、PCやスマホを見ることが多く、もしかしたら遠くを見る必要はあまりないかもしれません。仕事や趣味で、どの距離をどのくらいの時間見続けるのか。よく考えておかないと、後悔するかもしれません。
私のICL前視力は、(右)0.03(左)0.06でした。ただ、視力は日や時間帯によって結構変動があるようです。
・適応検査1回目は(右)0.06(左)0.06
・適応検査2回目は(右)0.06(左)0.1
老眼は「年相応」との診断で、下記の表を目安にすると
・手術後→ +2.0(100均で購入した老眼鏡は+1.0でも見える)
メガネは1.2で作っていたので、それに合わせることに決めました。最初は医師やカウンセラーから「1.5」で話があったのですが、きっと疲れるだろうと思い、少し落としてもらいました。
ネットなどで「ICLが馴染まなかった」という記事を見かけることがありますが、過矯正も要因の一つかもしれません。かといって弱すぎてもメリットがないので、どこに視力を合わせるかは、じっくり考える方がいいかも。
そして、手術をしても視力が安定するまで少し期間が必要です。私の場合は、翌日1.5~2.0近く見え、ものすごく目が疲れました。1週間後には1.5になり、1か月で1.2に落ち着きました。やっと慣れてきて、眼精疲労も減りました(まだ無くなってはいません)
✱ICL後はスマホ画面が見えにくくなりました。どのくらい見えにくいかと言うと、老眼鏡なしだとLINEのフォントサイズは特大でないと無理です。かなりですよ。